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2017年12月19日 (火)

膵島細胞移植-Q&A-①

12/17の霜田先生の「膵島細胞移植」の講演を聞いた後に、疑問が色々沸いて来ました。

メールにて、先生から回答を頂きましたので、こちらで公開させて頂きます。

(先生に、ブログでの公開の許可を頂いております。)

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皆様に興味を持っていただければ幸いです。

最終手段としては、良い治療であると信じています。

もちろん本治療を受けずに済めばそれに越したことはないのですが。

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ご質問ですが、

・移植後の体に、「インスリン」が必要なことはよく分かりました。

➡膵島機能が多く残っているうちに本治療を受ければ、移植後もインスリンが不要ですむ場合もあります。

進行してから受けた場合は、やはりインスリン注射が要ることが多いです。

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現在「リパクレオン」を飲んでおりますが(毎食後2錠/体重44kg)、この薬はどのようになるのでしょうか?

膵島移植をした場合の外分泌機能は、多少残るのでしょうか?

全く残らないのでしょうか?

それとも、個人差がありますでしょうか?

➡膵島移植では、外分泌機能はまったく増えません。術後の外分泌機能は、術前の機能と膵臓を何%切除するかによりますが、基本的には外分泌機能は減少します。術前からリパクレオンを内服している場合は、術後もやはり内服することになります。

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また胃を一部切除した場合は、胃のケアも必要になりますでしょうか?

➡胃が悪いわけではないので、胃の切除量は最小限になります。しかし、その場合十二指腸は切除し、胃と小腸をつなぐ手術になりますので、一般的な消化管手術後のケアと同じようなケアが要るかもしれません(個人差があります)。例えば、一度に大量に食べられないので少量を回数に分けて食べる、などです。

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他にもご質問があれば、いつでもご連絡ください。

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霜田雅之

国立国際医療研究センター

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