2/6ZOOM相談会報告
膵の会のアドバイザーを務めていただいております、大阪病院副院長の伊藤敏文先生をお迎えし、
2年半ぶりに関西支部主催の患者会を開きました。
コロナ渦ゆえ、ZOOM開催となり、離れたところからでも参加できる便利さと、
空気感が伝わりづらいもどかしさとオンラインの良さも悪さも感じました。
予定通りに運ばないこともあり、参加された方にはご迷惑もおかけしました。
これに懲りず、次回からも参加してくださることを願っています。
質疑応答の前に、伊藤先生の病院における膵炎患者の傾向を、教えていただきました。
膵炎患者の傾向
患者の男女比率 34:66
患者の平均年齢 66歳
原因
男性・・・アルコール性が57.5%と一番多く、次いで特発性が35%。
女性・・・特発性が68%と最も多い。
膵管合流異常は全体の3.4%、自己免疫性膵炎は2.6%
受診時の症状で多いもの
腹痛or背部痛・・・33%
腹部または背部不快感・・・11%
下痢・倦怠感・・・ともに2%
背部痛や腹痛で受診するきっかけとなっている人が多い印象です
血中酵素異常
アミラーゼ異常 35%
尿アミラーゼ異常 11%
リパーゼ異常 23%
トリプシン異常 59%
膵PLA2異常 47%
よく言われているように、トリプシンに異常を示す場合が一番多いようです。
画像検査異常
膵嚢胞・・・・・・・・46%(平均径8.4mm)
主膵管拡張・・・・・・14%(平均径4.1mm)
膵管合流異常・・・・・4%
膵腫大・・・・・・・・4%
膵石・膵内石灰化・・・4%
膵委縮・・・・・・・・3%
膵内脂肪浸潤・・・・・2%
画像異常なし・・・・・32%
質疑応答は次の記事でアップします。
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